西風の吹く競馬場

上がり1位と上がり2位との差(上がり差)に注目するブログ。普段はTwitterでつぶやいてますが、140字で書ききれないネタがあったらここに書きます。

【※ネタバレ含む】ポケモンサン・ムーンの感想・雑感その1

注意:みんなポケモンサンムーンをクリアしてる前提で書きますので、ゲームクリアしてない人は読んじゃダメですよ!byリーリエ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

リーリエとの旅のアルバムは前回でおしまい。リーリエとの旅のアルバムを読んでいただいた全ての方に、改めて御礼申し上げます。

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さて、ここからはポケモンサン・ムーンをプレイした感想やら雑感やらを、2回に分けて書いていきます。第1回はストーリーの感想を中心です。

第2回は音楽とかその他あれこれといった感じを予定してます。なお、どうしてもリーリエちゃん中心になってしまうのはご容赦ください…w

 

【ストーリー全体の感想】

個人的に、今作のポケモン「リーリエちゃんがトレーナーになるまでの壮大な物語」だと思ってます。今後トレーナーのリーリエちゃんを重要なポジションで登場させることを前提に、映画等のナンバリングでいうと「0」に当たる作品としてポケモンサン・ムーンを作ったんじゃないかなあと勝手に思ってます。おそらく、将来的にはポケモンサン・ムーンは以下のような立ち位置になるんじゃないかと。

 

今でこそトレーナーとして頑張っているリーリエちゃんですが、昔は臆病でポケモンが傷つく姿が見てられず、マハロ山道でほしぐもちゃんを助けることができなかったほどだったのです。

そんなリーリエちゃんが主人公と出会い、ほしぐもちゃんと旅をするうちに心境に変化が。

やがて臆病な自分を変えるためにがんばリーリエとなったことで世界が広がり、遂には伝説ポケモンへの進化を目撃することに。そして最後は晴れてトレーナーになってカントー地方へ向かいます。そして次回作へ…みたいな。

そういえば、あのリーリエちゃんがトレーナーになるまでにこんな壮大なストーリーがあったんだなあ…と後から振り返ることになるんじゃないかなあと楽しみにしてます。

 

……まあこれはあくまで私個人の妄想なので脇に置いとくとして、今作は実質リーリエちゃんも主人公…ということは間違いないと思います。攻略本に載ってた開発者インタビューで、今作で伝えたかったメッセージを語ってたんですが、まあ中身は攻略本を買って読んでもらうとして、要するにエンディングのリーリエちゃんのセリフと最後のモノローグで言ってたことなんですよね。

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つまり、リーリエちゃんを通してメッセージを伝えようとした。

 

正直、これは賛否両論あってしょうがないと思う。まず、リーリエちゃん自体が賛否両論ありそうなキャラ。特に女性受けはめっちゃ悪いのかなあって。

 

そんなリーリエちゃんにメッセージを託し、実質主人公にすることで、作品の評判がリーリエちゃんに左右されることになった。実際、リーリエちゃん嫌いだったらこのストーリー耐えられないと思う。ナッシー・アイランドとか、とっとと笛取りに行けよみたいなw

 

だから今作の評判は結構心配になる。ここでコケるとリーリエちゃんの再登場も危ぶまれるわけで…。

 

でも、個人的には、今までプレイしたゲームの中で最も思い入れの深いゲームとなりました。まさかポケモンでここまで泣くとは思わなかったし、ストーリーだけ3周もするとは思わなかった。リーリエちゃんを超えるキャラ、今後出会えるとは思えない。

 

【エンディングの感想】

リーリエちゃんがカントーに旅立ち、主人公と離れ離れになってしまうラストシーン。もちろん、リーリエちゃんとまだまだ一緒に旅をしたかった。でも、現実を考えると、離れ離れになるのもしょうがないのかなあと思います。

 

主人公は11歳だそうで、リーリエちゃんも同じぐらいだと仮定すると2人とも小学校高学年ですか。皆さん小学生の頃の親友を思い出してみてください。今でも頻繁に会ってるって方、どれだけいらっしゃるでしょうか?おそらく、そう多くはないと思います。私もそうです。

 

つまり、この頃の出会いはほぼ必ず別れがセットになるもの。だからこういう結末が自然なのかなあと。しかもリーリエちゃんは、自分のやるべきことを見つけて旅立っていったわけで、ネガティブな別れでは決してない。だからこの結末は最高のハッピーエンドだと思ってますし、エンディングでククイ博士が言ってた通り笑顔で送り出してあげるべきかなと思います。

 

【リーリエロス】

エンディング後、リーリエちゃんに会えないことを悲しむ様子をリーリエロス(あるいはリーリエショック)と言うみたいで、私も初回クリア後しばらくは心にぽっかりと穴が空いて、油断すると仕事中もリーリエちゃんのことを思い出し鬱になってしまう…みたいな時期があった。

 

世間一般のリーリエロスは、カントーに行ってもう会えなくなったからリーリエロスに襲われる…という感じのように思えるけど、私の場合は少し違うかな。おそらくアローラに残っていたとしても、リーリエロスに襲われたと思う。

 

リーリエちゃんと主人公の物語(≒掛け合い)をもっともっと見たかったのに終わってしまった悲しみ。アローラに残っていたとしても、いずれリーリエちゃんが同じセリフしか喋らなくなる瞬間がやってくるわけで、それは、私にとって物理的に距離が離れて話せなくなるのと大して変わらない。

 

ゲームである以上、物語はどこかで終わる。私の場合、良い物語を読み終えた時には、面白かったという感情と同時に、終わってしまった…という虚無感が伴うもの。それは小説やドラマ、映画だって同じ話。確かにクリア直後のリーリエロスは辛かったし、今でも辛いけど、それはトーリーが、リーリエちゃんが素晴らしかったからこそのリーリエロス。ゲームフリークさん、素晴らしい作品をありがとうございました。